
皆さん、こんにちは! 三河島鍼灸整骨院です。
今回は、多くの方が日常的に悩まされている**「頭痛」**について、その種類、原因、そして当院でのアプローチやご自宅でできる予防・対処法までを、専門的な視点から詳しくお話しさせていただきます。
日本において、頭痛に悩む方は非常に多く、「国民病」とも言えるほど身近な症状です。しかし、頭痛と一言で言っても、その原因や対処法は症状によって全く異なります。ご自身の頭痛のタイプを正しく理解することが、つらい痛みを改善し、快適な日常を取り戻すための第一歩となります。
頭痛は大きく分けて、他の病気が原因ではない**「一次性頭痛」と、病気(脳腫瘍やくも膜下出血など)が原因で起こる「二次性頭痛」**に分類されます。今回お話しする「3大頭痛」は、命に関わる疾患ではないものの、日常生活に大きな影響を及ぼす「一次性頭痛」の代表的なものです。
この「一次性頭痛」には、主に次の3種類があります。
- 緊張型頭痛(きんちょうがたずつう)
- 偏頭痛(へんずつう/片頭痛)
- 群発頭痛(ぐんぱつずつう)
1. 緊張型頭痛:現代人に最も多い「締め付けられる痛み」
最も多くの方が経験する頭痛が、この**「緊張型頭痛」**です。
【原因と症状】
- 主な原因: 首や肩、背中の筋肉の持続的な緊張、および精神的なストレスによる心身の緊張。長時間同じ姿勢(特にデスクワークやスマートフォンの操作)を続けることによる首肩コリの影響や、酸欠状態(血行不良)により、頭部や首周りの血管が硬く収縮しているときに生じやすくなります。
- 具体的な症状:
- 頭全体がギュッと締め付けられるような圧迫感や鈍い痛み。
- 頭に重いおもりが乗っているような感覚、または頭が重く怠い感じ。
- 特に**首の付け根から頭の後ろあたり(後頭部)**にかけて症状が出やすいのが特徴です。
- 肩や首の強いこりを伴うことが非常に多いです。
- 痛みの程度は比較的軽い〜中程度で、数時間から数日、だらだらと続く傾向があります。
【対処法と当院のアプローチ】
このタイプの頭痛は、血行不良と筋肉の緊張が主な原因です。そのため、対処法は「温めて、ほぐすこと」が基本となります。
- セルフケア:
- 温める: 蒸しタオルを首の付け根や後頭部にあてる、またはゆっくりと湯船に浸かり、首肩周りを温めて血行を改善する。
- ストレッチ・軽い運動: デスクワークの合間に首や肩をゆっくり回したり、肩甲骨を動かすストレッチを行う。ウォーキングなどの適度な有酸素運動も効果的です。
- リラックス: 精神的ストレスも原因となるため、休息を取り、心身の緊張を解きほぐす時間を意識して作りましょう。
- 当院での施術: 鍼灸や整骨の手技により、硬く凝り固まった首・肩・背中の筋肉を丁寧に緩め、血行を劇的に改善させます。特に、深部の筋肉の緊張を緩和し、骨格のバランスを整えることで、頭痛の根本原因を取り除くことを目指します。
2. 偏頭痛(片頭痛):日常生活に支障をきたす「拍動性の痛み」
緊張型頭痛とは対照的に、ズキズキと脈打つような強い痛みが特徴の頭痛です。
【原因と症状】
- 主な原因: 脳の血管が何らかの刺激(ストレスからの解放、睡眠不足・寝過ぎ、特定の飲食物、気温や気圧の変化など)によって急激に拡張し、その周りの三叉神経を刺激することで炎症と痛みが引き起こされると考えられています。緊張型頭痛とは反対で、血管が拡張して頭に血液量が多くなりすぎるときに出やすくなります。
- 具体的な症状:
- 頭の横(こめかみ)や片側(時には両側)が「ドクン、ドクン」と拍動するような強い痛み。
- 体を動かすと痛みが悪化するため、日常生活に支障が出やすい。
- 吐き気や嘔吐を伴うことがあります。
- 光や音、においに非常に敏感になる(光過敏、音過敏)。
- 痛みの前に、視界にキラキラした光が見えるなどの**「前兆」**を伴うことがあります。
【対処法と当院のアプローチ】
偏頭痛の対処法は、拡張した血管を収縮させ、安静に保つことが基本です。緊張型頭痛の「温める」とは真逆の対処法となるため注意が必要です。
- セルフケア:
- 冷やす: 痛む場所(こめかみや首の側面など)を、保冷剤や冷却シートで冷やしたり、軽く圧迫したりして血管を収縮させます。
- 安静: 暗く静かな場所で横になり、光や音の刺激を避けて安静にします。睡眠をとることで改善することが多いです。
- カフェイン: コーヒーなどに含まれるカフェインには血管を収縮させる作用があるため、少量飲むと痛みが和らぐことがあります(ただし、飲みすぎると逆に頭痛を誘発することもあるため注意が必要です)。
- 控えること: 発作時は、血行を促進する入浴やマッサージ、運動は控えてください。
- 予防:
- 睡眠の質を高める、規則正しい生活: 寝不足や寝過ぎ、空腹を避けるなど、規則正しい生活を心がけ、体内リズムを整えることが重要です。
- ストレス管理: 事前にストレスが出ないように、リラックスできる時間を作り、姿勢を正しく保つことなどで自律神経のバランスを整えることが予防につながります。
- 当院での施術: 痛みの出ていない予防期において、自律神経の乱れを整える鍼灸治療や、全身のバランスを調整する施術を行うことで、発作の頻度や程度を軽減させることを目指します。
3. 群発頭痛:最も激しい「目の奥の激痛」
3大頭痛の中で、最も痛みが強いとされる頭痛です。
【原因と症状】
- 主な原因: 原因は未だ不明な点が多いですが、目の後ろを通る内頸動脈の拡張や、視床下部(体内リズムを司る部位)の異常が関連していると考えられています。
- 具体的な症状:
- 片側の目の奥から頭の前側、後ろ側にかけて、**「えぐられるような」「ドリルで突き刺されるような」**と形容されるほどの激痛が毎日決まった時間帯に起こります。
- 目の充血、涙、鼻水・鼻づまり、まぶたの腫れなど、自律神経に関連した症状を伴います。
- 痛みの持続時間は15分から3時間程度と短いですが、数週間から数か月にわたり(群発期)、痛みが毎日、同じ時間帯に出ることが多いのが特徴です。
- 群発期は飲酒によって必ずと言っていいほど発作が誘発されるため、飲酒は厳禁です。
【対処法と当院のアプローチ】
群発頭痛の痛みは市販薬では対処できず、専門的な治療が必要です。
- 病院での検査・治療: 群発頭痛は痛みが非常に強く、また診断の確定には専門的な知識が必要なため、病院(脳神経外科、頭痛外来など)で必ず検査し、適切な治療(酸素吸入療法やトリプタン系薬剤など)を受けないと改善できません。
- 当院の役割: 当院では、群発頭痛の疑いがある場合は速やかに専門医への受診を推奨いたします。その上で、群発期ではない非群発期において、体質改善や自律神経の調整を行うことで、次の群発期の発作を予防するためのサポートを行います。
頭痛を克服するための生活習慣のポイント
いずれの頭痛も、日常の生活習慣と深く関わっています。緊張型頭痛、偏頭痛は、睡眠やリラックス、冷やしたり温めたりといったセルフケアで数時間〜数日で収まることが多いですが、根本的な予防には日々の意識が不可欠です。
- 規則正しい睡眠: 睡眠不足はもちろん、寝過ぎも偏頭痛の誘因となります。毎日決まった時間に寝起きし、適度な睡眠時間を確保しましょう。
- 正しい姿勢: パソコンやスマホ使用時の姿勢を意識し、首や肩に負担をかけないようにしましょう。適度な休憩とストレッチを習慣化します。
- ストレス管理: ストレスは全ての頭痛の引き金になり得ます。自分に合ったリラックス法(深呼吸、入浴、アロマ、軽度の運動など)を見つけて、溜め込まないことが大切です。
- こまめな水分補給: 脱水は頭痛の原因の一つです。特に夏場や運動時は意識して水分を補給しましょう。
- 食事習慣: 空腹による低血糖は偏頭痛を誘発することがあります。三食規則正しく、栄養バランスの取れた食事を心がけましょう。
最後に
頭痛は「いつものこと」と諦めずに、ご自身の痛みの種類を知り、適切な対処法と予防法を知ることが重要です。
もし、ご自身の頭痛のタイプがわからない方、セルフケアだけではなかなか改善しない方、または緊張型頭痛と偏頭痛が混ざったような症状(混合型頭痛)でお悩みの方は、ぜひ一度三河島鍼灸整骨院にご相談ください!
当院では、問診と検査を通じて頭痛の原因を特定し、手技療法、鍼灸治療、姿勢矯正などを組み合わせたオーダーメイドの施術で、皆様のつらい頭痛の改善を全力でサポートいたします。
皆様が頭痛から解放され、笑顔で快適な毎日を送れるよう、心より願っております。
ご予約はこちらからhttps://mikawashima.chiryouin.biz/about/webyoyaku.html
ホットペッパーからも承りますhttps://beauty.hotpepper.jp/kr/slnH000639634/





